我々が目指す、我々しかできないこと
今までの外国人住宅は、外国人のための住宅でした。我々が目指している外国人住宅とは、外国人向けでもない、時代を超え、生活様式を越えた住宅です。 我々が都内随所に手がけてきた多くの洋式住宅は、単に”外国人向け”としてではなく、これからの都市生活、都市のあるべき姿の一つえお提示するものです。ますます進む経済・文化の国際化。第一線で活躍する国際人の、良質な住宅に対する需要も必然的に高まっています。しかし、それらのごく常識的と思える要求を満たす物件群の不足は、慢性的且つ長く続いている状況です。供給側の一方的な論理や都合でつくられた物件はユーザーの要求を満たさないまま、市場に溢れています。首都圏における住宅問題の根は深く、その構造的問題を抱えながらも、我々は少しでも住環境の良化に一役買い、激しい競争社会のなか、これからもサバイバルゲームの勝ち残る物件づくりや良質な住宅づくりと取り組みたいと思っています。
外国人向賃貸事業について
駐日する外交官や外資系企業の管理職者、もしくは社員向けにつくられた賃貸住宅を、一般に外国人向賃貸住宅と称しています。外国人向賃貸住宅市場は、終戦直後の進駐軍の家屋接収から端を発し、経済復興とともに成長株になり、伴って専門業者が出始めました。首都圏における、その住宅市場は、3A地区(麻布、赤坂、青山)に代表される港区を中心に、千代田区、渋谷区、目黒区、品川区、新宿区、大田区、世田谷区へと徐々に拡がりを見せてきました。また、古くから外国人向住宅市場が形成されてきた横浜地区があり、調布・三鷹地域に同住宅が点在します。同市場が、今日のように至った背景には、都市の生い立ちや外交の歴史を紐解く必要があろうかと思われますが、その最大要因は、東京が貿易市場として、また、極東の拠点として海外から重要視された高度成長期にありました。それは、急激且持続的に経済発展を遂げてきた時代の、海外から進出してくる外資系企業の増加であり、駐在員の急増でした。それは、同住宅の質の向上と量の増大を促しました。その分布範囲は、当初、役所や駐日大公使館の所在地、職場環境、学校所在地、そして東京の住宅事情に大きく影響されました。しかし、彼らの生き方に根ざす職場や住宅に対する考え方、文化、嗜好、性質などからくる、固有のライフスタイルは、経済力を以って、新たな開発を誘発し、賃貸住宅の様式や内容をも変革させてきました。
都市東京のすべきこと
都市東京は、国際都市に成長するなかにあって、その受け皿となる駐在員用住宅やその周辺施設の充足は急務でありました。しかしながら、同用の住宅政策や都市整備等の具体的な政策が施されぬまま、自然発生的に育まれる民間市場に委ねられてきました。その後、物件の数は市場原理に基づいて増加の一途を辿り、その市場は、限定的で特異な世界ではありますが、力強く成長してきたと言えます。しかし、大所高所から見た、その実態は、私設の域を出ない近視眼的な開発の歴史であり、都市問題と共に禍根を残していると言えます。同用の住宅や周辺施設は、国際都市東京に必要不可欠な機能であり、国際社会における日本の役割や東京の更なる発展のためにも、新たな知恵や計画が待ち望まれます。
命題「住宅造りとは?」
様式や条件を偏重するあまり、機能を損ねていたり、低効果であったり、表層的で建築的魅力に欠ける住宅が未だに多いのには驚かされます。年数を重ねる物件群のなかには、稼働率の低下するもの、客層の変化が著しいもの、一般市場に消えていったものが少なくなく、ユーザーの評価は厳しいことを如実に物語っています。ユーザーの思考は、より自由で、広範に及んでいます。その許容する範囲は、近代的な建物から日本風建物まで、その懐は深いのですが、そこには、「五感を刺激する空間」もしくは「人生を楽しむ演出を許容する空間」がなければならなのです。近年、供給数こそ増えましたが、我々が発足以来想っている「慢性的物件不足の市場」であると感じている真の理由は、この辺りにあるのです。大切なことは、様式を超えて、住宅づくりの命題である「住宅とは?」に立返ることであり、加えて賃貸住宅の「物づくり作法/管理作法」を学習することなのです。
Vanguard -Luxurious Apartment in Roppongi-
Common Facilities
Lounge & Entrance Hall
Swimming Pool
Athletic Gym
#402 Master Bed Room