中古オフィスビル再生のすすめ
現在、都心部で進行中の超高層オフィスビルプロジェクトの完成が、集中しています。オフィスの大量供給によって、今後テナント獲得競争は激化することでしょう。古くなった中小ビルは、単なるスペック・設備の更新だけでは集客を見込めなくなることが予想されます。今後は、デザイン・機能の充実・独自性を付加させ、競争で勝ち残るために、いかに再生を図るかが問われます。
不動産開発会社 (163u) オフィスビル特注のスチールサッシのガラスウォールや、造作家具の色の効果で、品格を表現。窓が一面しかないオフィスビルの空間を仕切るには、通路側の部屋に自然光が届くガラスウォールは適している。大会議もこなせる来客用の打ち合わせ室。チェアは背面に木が使われているのが特徴のgiroflex brasa。無機質になりがちなオフィス空間に、自然の素材があるのは心地よい。
Web 3D制作・販売・研究開発会社 (490u) オフィスビルスチールパーティションと家具を多用して工期を短縮。既製品のデスクは特注色で若々しい雰囲気に。社長室。チェアはキャメル色の革張りにしたgiroflex44。フレームにホワイトを選択して上品かつ軽快な印象に。
Web 3D制作・販売・研究開発会社 (490u) オフィスビル制作室。チェアはgiroflex63。長時間の作業をサポートするハイテクな構造とデザイン。
企画・デザイン会社 (141u) 集合住宅アイディアをまとめ、集中して仕事ができる、落ち着いた雰囲気の社長室。オーダーメイドの造作家具で使いやすく。チェアはgiriflex44。
人にやさしいオフィス
携帯電話やインターネット等の、時間と場所を選ばないコミュニケーションツールの普及は、在宅勤務を可能とし、オフィスを持たない企業をも出現させています。このような通信機器による遠隔勤務が増加しているSOHO現象の背景には、仕事を含めた自分の生活に心理的充足を求める傾向が現れています。通勤時間分を趣味に充てたり、リラックスした雰囲気で仕事をしたり・・・。これからのオフィスは、人が集まり共に働く場としてその機能、生産性を十分に発揮するために、人が自分らしくいられる、人にやさしい空間であることが必要不可欠なのでしょう。多様化する個人差を受け入れ、アナログなコミュニケーションを創出する、そんな寛容さを持つオフィスが、企業内外の人・モノ・情報に対して求心力を持つようになるのではないでしょうか。
コミュニケーションを図りやすいアットホームなワークスペース 設計事務所/141u/目黒区/RC造2階建集合住宅1階/家具工事・家具工事に付随する建築及び電気工事/設計期間=3週間/工期=1.5週間(+家具製作3週間)/工事費=600万円(設計監理料含む)
外資系企業のエントランス 外資系金属科学会社/438u/港区/RC造14階建共同ビル14階/建築工事(床、天井は既存)・家具工事・電気工事・防災設備工事・サイン工事/設計期間=1.5ヶ月/工期=1ヶ月/工事費=1,850万円(設計監理料含む)
法律事務所のエントランス パートナーズシップ制・法律事務所/217u/港区/RC造10階建共同ビル4階/建築工事(床既存)・家具工事・電気工事・空調盛替工事・LAN設備工事/設計期間=2ヶ月/工期=1ヶ月/工事費=1,550万円(設計監理料含む)
自然光の入る健康的なワークスペース 不動産開発会社/96u+外部/港区/RC造4階建共同ビル2階/解体工事・建築工事・家具工事・電気工事・空調工事・給排水・衛生設備工事・厨房工事・金属建具工事・外溝工事・有線設備工事・サイン工事/設計期間=2ヶ月/工期=3ヶ月/工事費=2,300万円(設計監理料含む)