仕事以外にも「こだわり」をもつ
まだ世にでていない「おいしい」を皆に知ってほしい 世の中には、まだ知られていない、けれどとてもおいしいものがたくさんあります。それは私が世界中を回って、いろいろなものに触れて、感じて、試して知ったものばかりです。例えば左の写真に写っている金箔入りのスパークリングワインは、スロベニア(元ユーゴスラビア)ででしか手に入れることはできません。とても素晴らしいところですが、旧ヨーロッパの社会資本のせいもあり、たくさんの素晴らしいものが世に出にくい状況が続いています。私はその土地の人と親しくなり、葡萄畑を少しだけ分けてもらい、そこで採れた葡萄でつくるワインを日本に送ってもらっています。このおいしいワインを広めると共に、スロベニアについても皆に知ってもらうことが私の使命だと思っています。また、ワインの右に2つ写っている小さな焼き物は、パリ万博の時にヨーロッパ人の芸術家が作ったいまり焼きの焼き物です。
外国人のお客様は「和」でおもてなし
日本標準をしっかりもつ 外国人のお客様に日本の伝統についてお話すると、喜ばれることがあります。例えば、左の写真はお月見盆と、壁は珪藻土(けいそうど)でできています。珪藻土は、耐火性と断熱性に優れているため建材や保温材として、電気を通さないので絶縁体として、また適度な硬さから研磨剤としても使用されています。昔からその高い保温性と程よい吸湿性を生かして壁土に使われていました。近年、自然素材への関心が高まるとともに、壁土への利用用途が見直され脚光をあびてます。日本、そして西洋をわかった上で住宅をつくる。そんな私たちの姿勢に繋がっているといえます。
訪れた人に楽しんでもらいたい
インテリアひとつでも和を楽しんでもらいたい 左の写真は、ファースト・オリエントの事務所の一室です。手前に写っているテーブルの上に敷いてある、赤い長方形のものがあります。これは、京都の老舗の御着物屋につくっていただいたテーブルクロスです。もちろん普通のテーブルクロスとは違います。中心にカラフルな一直線が見えると思います。この一直線は、たくさんの正方形が並んでできていて、その一つ一つが全て違う生地でできております。また、裏地には全体的に美しい模様が広がっています。同じデザインで色違いのテーブルを毎回かえておくと、訪れたお客様は大変喜んでくれます。下の写真は、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」の縮小したものをひとつの大きな額の中に納めたものです。
ディスプレイ表示を「全画面表示」にしていただきまして、それぞれの絵の上にマウスカーソルを置き、クリックしてください。「富嶽三十六景」がそれぞれ拡大して表示されます。絵を閉じる場合は、右下の「CLOSE」をクリックするか、枠外の暗くなっているところをクリックしてください。